道場長紹介

道場長から一言

道場長・伊藤勝洋

道場長・伊藤勝洋

「遊天」江上茂師範が道場長であった「東急空手道場」が昭和42年4月に閉鎖され当時会員であった私は自分の稽古場として東急東横線元住吉に道場を開設しその道場名を「平法天真会・元住吉道場」としました。

私が東急道場へ入門したのは昭和32年10月で約10年の間東急道場で会員として稽古していました。15才(高1)の時から10年間と言えば少年期から青年期に渡る重要な時期で15~25才までの一番自分としては多感な時であり人間成長における基礎の大切な時期に優れた指導者と多数の道友に恵まれた事が現在の自分を作ってくれた事と思っています。空手の稽古から始まって技術的な事だけでなく人間的な成長に必要な精神的な世界に至るまで江上師範に教導を受けたと思っています。

江上師範の教えの中にある精神面では常に「力まず」「自然体」で「稽古相手を大切に」と言われ「力まかせ」に技を使う事「気持を必要以上に高ぶらせず常に沈着な行動をせよ」と教えられ、技術面では「広く」「大きく」「遠く」「柔らかく」技を使う事を江上師範は指導されていました。それは現在私の道場でも幼稚園児から50才を過ぎた会員までの稽古に常にそう心掛けて指導しています。稽古は其の人は一生涯出来る様にと思っています。体力が充実している時も壮年期老年期に至っても出来る様にと思っています。

私達平法天真会は「一生涯出来る空手道」を目標にして稽古しています。是非一度お立ちより下さい。お待ちしております。

これからの道場と私

OLYMPUS DIGITAL CAMERA私が空手の道に入ってから早いもので、かれこれ50年になろうとしている。

中学時代(14歳法政の頃)から始めて、高校1年で東急道場に入門し、江上先生にお会いした頃が昨日のように思い出される。
其れは現在70歳過ぎた今でも毎日の様に道場に出て、幼稚園児から大人まで相手にして自分も稽古が出来るからだと思う。
江上先生のお言葉に「稽古は何歳でも、幾歳になっても出来る稽古がある」と言われていた事が自分の実感として解る年になってしまった。
そこで今一度自分の稽古を振り返って見ると、少年、青年時代そして壮年、老年に至った現在自分の稽古の変化が見えて来る。

此からの道場の稽古指針では、技術的には初級、中級、上級と大別出来るが、上に昇る程、技術より心の面が重要になって来る事が自分自身で体得出来るようになる。
初級、中級の人は基礎と確実な技術を身に付け、その後更に高度な技を体得して行く事が必要であり、空手道の技と棒、薙刀、剣との共通点、理合探求の稽古に進んで欲しい、空手道と古武道の研究が此からの稽古の大きな目標となってくる事と思う。